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記事一覧/Rork入門
Rork入門/2026-04-18初級

RorkアプリをiOS・Android同時公開したときの手順と、プラットフォームごとに詰まったこと

RorkアプリをApp StoreとGoogle Playに同時公開した実体験をもとに、スクリーンショット仕様・プライバシー設定・審査期間の違いなど、両プラットフォームで詰まりやすいポイントを具体的に解説します。

Rork515iOS108Android43App Store79Google Play21リリース7EAS Build14個人開発187

Rorkでアプリが完成したとき、多くの方が「iOSだけ先に出して、Androidは後で」という選択をされます。私も最初はそうでした。ところが実際に同時公開を試みると、プラットフォームごとの仕様の違いが思った以上に多く、対応に時間がかかりました。

今回は、RorkアプリをApp StoreとGoogle Playに同時リリースした経験をもとに、事前に知っておくと役立つポイントをまとめます。「Rorkが両プラットフォーム対応である」という事実は知っていても、実際の申請フローで何が違うのかは、やってみるまで分からないことが多いです。

スクリーンショットのサイズ仕様が全然違う

まず最初に詰まったのがスクリーンショットです。App StoreとGoogle Playでは、要求される画像のサイズがかなり異なります。

App Storeでは、iPhone用として少なくとも6.7インチ(iPhone 15 Pro Max相当)のスクリーンショットが必要で、iPad対応アプリならiPadのサイズも別途必要です。Google Playは1枚以上のスクリーンショット(最小320px)とフィーチャーグラフィック(1024×500px)の組み合わせが要求されます。

Rork Companionアプリで実機確認したスクリーンショットをそのまま使おうとすると、iPhoneのサイズが6.1インチで、Appleが要求する6.7インチの仕様を満たさない場合があります。Figmaなどでスクリーンショットをリサイズするか、EAS Buildでシミュレータから取得するかのどちらかで対応することになります。

Google Playのフィーチャーグラフィックは多くのアプリで省略されがちですが、Play Storeの検索結果で一覧に表示されるカード部分に使われるため、作っておいた方が見栄えが改善します。

AndroidはTarget SDK Levelに注意する

Google Playに提出するアプリは、Android APIのTarget SDK Level(targetSdkVersion)が一定以上でなければ審査を通過できません。2026年現在、新規アプリはAndroid 14(API Level 34)以上が要件です。

RorkはExpoをベースにしているため、Expoの最新SDKを使っている場合はほぼ問題ありません。ただし、古いバージョンのテンプレートや、しばらく開発が止まっていたプロジェクトでは、targetSdkVersionが古いままになっていることがあります。

EAS Buildでビルドする前に、app.jsonandroid.targetSdkVersionを確認してください。Rork Maxを使っている場合は、プロジェクト設定から確認できます。

{
  "android": {
    "targetSdkVersion": 34,
    "minSdkVersion": 24
  }
}

iOSのプライバシーマニフェストは必須

iOS 17以降、Appleはプライバシーマニフェスト(PrivacyInfo.xcprivacy)の提出を必須化しています。カメラ・マイク・位置情報・フォトライブラリなどの権限を使うアプリはもちろん、UserDefaultsを使うだけでもAPIの利用宣言が必要です。

RorkがEAS Buildを通じて生成するネイティブコードは、サードパーティライブラリの宣言を含むことが多いです。App Storeの審査でプライバシーマニフェストの不備を指摘されると、修正して再提出が必要になり、審査期間が伸びます。

対処方法は、EAS Buildの出力ログでプライバシーマニフェスト関連の警告を確認し、必要なAPIを宣言しておくことです。Rork Maxユーザーであれば、Rorkのサポートチャンネルで最新のテンプレート設定を確認するのが早道です。

審査期間の違いを織り込んでリリース計画を立てる

同時公開を目指す場合、审查期間の差がネックになることがあります。

App Storeの審査は通常24〜48時間で完了することが多いですが、初回申請や機能の変更が大きい場合は数日かかることもあります。Google Playの審査は、初回はやや長くかかる印象ですが、2回目以降は公開まで数時間のケースも多いです。

私が経験したのは、iOSが先に審査完了してPublicになってしまい、Androidの審査がまだ続いていた状況です。「同時公開」のつもりが2日差になりました。厳密に同時公開が必要な場合は、App Storeの「審査後に手動でリリース」オプションを使ってiOSの公開日をコントロールするのが現実的です。

Google PlayのData Safety設定はApp Storeと別途必要

App Storeにはプライバシーに関する「App Store Connect」上での質問票があり、Google PlayにはData Safetyフォームが別にあります。内容は似ていますが、設問の切り口が違うため、どちらかを埋めても自動的にもう一方には反映されません。

Google PlayのData Safetyで特に見落としやすいのは「データの暗号化」と「データ削除リクエストへの対応」の項目です。「ユーザーからデータ削除を求められたときの対応方法」を用意していないアプリは、審査でフラグが立つことがあります。

リリース後:クラッシュレポートの確認を両方で行う

無事に両プラットフォームで公開できた後も、iOSとAndroidで別々のクラッシュレポートを確認する必要があります。

App Store ConnectのCrashesタブとFirebase Crashlytics(またはSentry)を合わせて見ると、プラットフォームごとのクラッシュ傾向が分かります。React Nativeベースのアプリは基本的に動作が共通していますが、ネイティブモジュールやOSバージョンに依存する部分ではiOS・Android固有のクラッシュが出ることがあります。

リリース直後の48時間は、両方のダッシュボードを意識的にチェックする習慣をつけると、問題の早期発見につながります。

同時リリースは「2倍の準備」ではなく「1.3倍の準備」

iOS・Android両対応と聞くと大変そうに感じますが、実際には「まったく別の作業が倍になる」わけではありません。コアのアプリロジックは共通で、違いはストア申請素材・権限設定・審査タイミングのコントロールくらいです。

Rorkがクロスプラットフォーム対応を前提に設計されているおかげで、EAS Buildで両プラットフォーム向けのバイナリを生成する手順自体はシンプルです。詰まりやすいのは申請前の準備段階が多いため、この記事で挙げたポイントを事前にチェックリスト化しておくと、スムーズに進められるはずです。

最初の同時リリースは多少手間取っても、2回目以降は要領が分かってくるので格段に楽になります。まずは一本、両プラットフォーム向けに出してみることをおすすめします。

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