◉RORK LABEN
●GPT-6.1 SOL — Rork のモデルメニューに追加(09-29)。Low/Medium/High を選べ、Pro・Max に含まれます●SONNET 5.5 — UI づくりが得意で、Sonnet 5 より出力が速いモデルが選べます(09-28)●SDK 58 — Beta が 09/15 から。stable の案内はまだなく、Expo Go でのプロジェクト実行は 09/03 からログインが必要です●WIDGET — iOS のウィジェットが本番ビルドだけ真っ黒になる原因を追った報告が出ています●OBSERVE — EAS Observe がネイティブクラッシュも記録します(SDK 57.0.21 以降・10/07)●NEW — 起動広告が、背面から戻った回にしか出ていませんでした。「前面に戻った」合図が、…●GPT-6.1 SOL — Rork のモデルメニューに追加(09-29)。Low/Medium/High を選べ、Pro・Max に含まれます●SONNET 5.5 — UI づくりが得意で、Sonnet 5 より出力が速いモデルが選べます(09-28)●SDK 58 — Beta が 09/15 から。stable の案内はまだなく、Expo Go でのプロジェクト実行は 09/03 からログインが必要です●WIDGET — iOS のウィジェットが本番ビルドだけ真っ黒になる原因を追った報告が出ています●OBSERVE — EAS Observe がネイティブクラッシュも記録します(SDK 57.0.21 以降・10/07)●NEW — 起動広告が、背面から戻った回にしか出ていませんでした。「前面に戻った」合図が、…
記事一覧/AIモデル
◉ AIモデル/2026-04-08上級

Rork × AI 没入型語学学習アプリ実装ガイド — Whisper 音声認識 × Claude 会話AI × ElevenLabs TTS で個別最適化レッスンを構築する

Whisper 音声認識・Claude 会話AI・ElevenLabs TTS の3つの API を Rork Max で統合した没入型語学学習アプリの実装ノウハウ。CEFR レベル別の適応カリキュラム、SM-2 間隔反復、ストリーミングによるレイテンシ最適化、フリーミアム課金まで個人開発者向けに掘り下げます。

Rork Max236AI語学学習Whisper4Claude API11ElevenLabsTTS音声認識4React Native239個人開発218EdTech

✦ プレミアム記事

ヨーロッパでの個展準備中に痛感した、語学学習アプリの「足りなさ」

2024年、ベルリンとミラノの展示準備で現地ギャラリーとやり取りしていたとき、既存の語学アプリで予習しても、いざ電話会議になると言葉が出てこないという経験を繰り返しました。フラッシュカードで覚えた単語は思い出せても、相手のイントネーションを聞き取れず、こちらの発音もうまく届かありません。原因は明らかで、ほとんどのアプリが「テキストを読む練習」に偏っていて、「話す・聞く」の実時間ループが弱かったからです。

個人開発者として2014年からアプリを作ってきた廣川政樹(dolice.design)の立場で、当時のメモを見返しながら考えたのは、Whisper・Claude・ElevenLabs を Rork Max で組み合わせれば、この「弱さ」を個人の規模でも埋められるかもしれない、ということでした。本ガイドは、その仮説を実装に落とすための設計図を、API キー1本ずつから本番運用まで踏み込んで共有するものです。前提として、フラッシュカード型の基礎はRorkで語学学習アプリを作る完全チュートリアルで扱っているので、ここから先は、その「次のステップ」だけに集中して掘り下げます。

組み合わせる AI 技術は次の3つです。

  • OpenAI Whisper API — ユーザーの発話をリアルタイムで文字起こしし、単語レベルの認識確率から発音精度を算出
  • Anthropic Claude API — CEFR レベル(A1〜C2)に適応した会話シミュレーション・文法フィードバック・カリキュラム自動生成
  • ElevenLabs TTS API — ネイティブ品質の音声で、リスニングとスピーキングの両方を同じ画面の中で訓練

実装に入る前にひとつだけ前置きしておきます。語学学習アプリは「音声 AI に置き換えればそれで十分」と思われがちですが、実際に運用してわかった肝心な点は「音声 AI の品質よりも、ループの遅延と一貫した学習体験のほうが定着率を支配する」ということでした。その実感を、設計・実装・運用の各ポイントで挟みながら進めていきます。


システムアーキテクチャ — 3つのAI APIの統合設計

全体構成

没入型語学学習アプリのアーキテクチャは、以下の4層で構成します。

  • プレゼンテーション層: React Native(Expo)のUIコンポーネント。会話画面・レッスン画面・進捗ダッシュボード
  • オーケストレーション層: AI APIの呼び出し順序を制御する中間ロジック。Whisper→Claude→TTSのパイプラインを管理
  • AI サービス層: Whisper(STT)、Claude(会話・分析)、ElevenLabs(TTS)の各APIクライアント
  • データ永続化層: Supabase で学習履歴・進捗・ユーザープロファイルを管理

パイプラインの流れ

ユーザーが英語で発話する典型的な学習セッションは、以下のパイプラインで処理されます。

// AI語学学習パイプラインの全体フロー
// pipeline/LessonPipeline.ts
 
interface LessonPipelineResult {
  transcription: string;        // Whisperによる文字起こし
  pronunciationScore: number;   // 発音スコア(0-100)
  feedback: ConversationFeedback; // Claudeによるフィードバック
  audioResponse: string;        // ElevenLabs音声のBase64
  nextPrompt: string;           // 次の会話プロンプト
}
 
export async function processUserUtterance(
  audioBlob: Blob,
  conversationHistory: Message[],
  userProfile: LearnerProfile
): Promise<LessonPipelineResult> {
  // Step 1: Whisper で音声→テキスト変換
  const transcription = await transcribeWithWhisper(audioBlob);
 
  // Step 2: Claude で発音評価 + 会話応答生成
  const claudeResponse = await analyzeAndRespond({
    userText: transcription.text,
    expectedPhrase: conversationHistory.at(-1)?.expectedResponse,
    history: conversationHistory,
    learnerLevel: userProfile.level,
    targetLanguage: userProfile.targetLanguage,
  });
 
  // Step 3: ElevenLabs で応答テキストを音声化
  const audioResponse = await synthesizeSpeech(
    claudeResponse.responseText,
    userProfile.preferredVoice
  );
 
  return {
    transcription: transcription.text,
    pronunciationScore: claudeResponse.pronunciationScore,
    feedback: claudeResponse,
    audioResponse,
    nextPrompt: claudeResponse.nextPrompt,
  };
}

このパイプラインのポイントは、Whisper の出力を Claude が受け取り、Claude の出力を ElevenLabs が受け取るというシーケンシャルな依存関係にあります。各APIの呼び出しが直列のため、レイテンシ最適化が重要になります(後述のストリーミング対応で解決)。


✦

ここまでお読みいただきありがとうございます。

この記事の続きを読む

この先には、実装コードやベンチマーク結果など、実務でお役に立てる内容をご用意しています。このサイトは広告を掲載しておらず、サーバーや開発にかかる費用はメンバーの皆様のご支援で成り立っています。もしお役に立てていましたら、ご支援いただけますと大変ありがたいです。

この記事で得られること
✦Whisper×Claude×ElevenLabs を3層パイプラインに組み立てる実装パターンと、CEFR レベル別に挙動を切り替える Claude のシステムプロンプト全文
✦通常はブラックボックスになりがちな『発音スコア』を Whisper の word_probability から自力で算出する関数と、SM-2 間隔反復・適応カリキュラムのスコアリングロジック
✦API コスト約 $0.05/セッションの内訳と、月額¥980 で粗利 55% を維持するためのフリーミアム設計・先行 TTS によるレイテンシ短縮の実装
Stripe による安全な決済 · いつでもキャンセル可能
✦

この記事を購入する

この先の内容をすべてお読みいただけます。一度のご購入で、いつでも何度でもアクセスできます。このサイトは広告を掲載しておらず、皆さまのご支援がサーバー費用などの運営を支えています。

または
メンバーシップなら全記事が読み放題 →
シェア

お読みいただきありがとうございます

Rork Lab は広告なしで運営しており、サーバー費用などの運営コストはメンバーシップのご支援で賄っています。実装コード・ベンチマーク・本番設計パターンなど、実務でお役立ていただける記事を毎日更新しています。もし読んでよかったと感じていただけましたら、ぜひご覧ください。

  • ✦コピー&ペーストで使える実装コード付き
  • ✦毎日新しい上級ガイドを追加
  • ✦¥580/月 または ¥1,480 の永久アクセス
メンバーシップを見る →

関連記事

◉ AI モデル2026-05-05
Rork Max で AI 面接コーチアプリを作る:音声録音・Claude 評価・進捗管理の実装ガイド
Rork Maxで音声録音、Whisperによる文字起こし、Claude APIでの回答評価を組み合わせたAI面接コーチアプリを構築します。Cloudflare Workersでの評価API実装、セッション管理と進捗トラッキング、フリーミアム課金設計、本番環境の注意点まで一気通貫で扱います。
◉ AI モデル2026-04-29
Rork × ElevenLabs で『話せるAIキャラクター』アプリを作る実践ガイド
Rork で AI キャラクターアプリを作るとき、テキスト応答だけでは離脱率が高いという壁にぶつかります。ElevenLabs を組み合わせて自然な日本語音声を返す実装と、課金導線の設計までを実例ベースでまとめました。
◉ AI モデル2026-04-17
プッシュ通知を『送るのをやめた』ら離脱率が下がった話 — Rork Max で作るAIチャーン予測通知システムの全設計
ユーザー行動データから離脱の予兆を数値化し、Claude APIで個別最適化した通知文を生成してOneSignalで配信する仕組みをRork Maxで実装します。Supabaseでのイベント収集とスコア計算、送りすぎない設計、効果測定までコード付きで解説します。