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開発ツール/2026-06-19中級

Rork で作ったリストのスクロールが重い — 画像キャッシュとプリフェッチの設計

Rork が生成した FlatList は画像が増えるとスクロールがカクつきます。expo-image のキャッシュ、recyclingKey、プリフェッチ、FlashList への移行を実機の数値とともに整理し、滑らかさを取り戻すまでの設計を残しました。

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Rork で作った画像ギャラリーを実機で動かしてみたとき、最初の数件はなめらかなのに、スクロールを続けるうちにカクつきが目立ってきました。Simulator では気づかなかった現象で、手元の少し古い端末で初めて表面化したのです。

原因はすぐに想像がつきました。リストの各セルが、表示のたびにネットワークから画像を取り直し、毎回デコードし直していたのです。Rork が生成する FlatList は素直で読みやすい一方、画像の枚数が増えたときの負荷までは設計してくれません。

App Store で個人開発の壁紙アプリを長く運用し、画像中心の画面を何度も作ってきた立場から、ここでは Rork が出したリストを土台に、スクロールの滑らかさを取り戻すまでの工程を、実機で測った数値とともに残しておきます。

なぜスクロールがカクつくのか

カクつきの正体は、たいてい「メインスレッドの取り合い」です。画面は毎秒 60 回(端末によっては 120 回)描き直されますが、その合間に大きな画像のデコードが割り込むと、1 フレームの描画が間に合わず、見た目が飛びます。

最初にやるべきは、原因の切り分けです。私は次の順で疑います。まず画像が毎回ネットワークから取り直されていないか。次にキャッシュがあってもメモリに展開した画像を使い回せていないか。最後にセルの再利用時に不要な再レンダリングが起きていないか。この三つを順に潰すと、ほとんどのカクつきは収まります。

生成直後のコードがやりがちなこと

Rork が出力するコードは、よく次のような形をしています。

import { FlatList, Image } from "react-native";
 
export function Gallery({ items }) {
  return (
    <FlatList
      data={items}
      keyExtractor={(item) => item.id}
      renderItem={({ item }) => (
        <Image source={{ uri: item.url }} style={{ width: 180, height: 180 }} />
      )}
    />
  );
}

このコードは動きますが、標準の Image はキャッシュ制御が弱く、セルが再利用されるたびにデコードが走りがちです。画像が数十枚を超えたあたりから、スクロールの引っかかりとして表面化します。私自身が試した手元の端末では、この実装のままだとスクロール中のメモリ使用量が階段状に増え続け、しばらくすると古い端末では画面が一拍遅れて反応するようになりました。

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この記事で得られること
FlatList のスクロールがカクつく原因を、画像デコードとメモリの観点で切り分ける手順
expo-image のキャッシュ設定と recyclingKey で再デコードを止める具体的な実装
可視範囲の先を読み込むプリフェッチ設計と、FlashList へ移すべき判断ライン
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