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開発ツール/2026-06-30上級

Rork アプリにホーム画面長押しのクイックアクションを足す — 動的項目とコールド起動の取りこぼしを防ぐ

アイコン長押しで出るクイックアクションを Rork(Expo)アプリに実装する設計です。静的・動的項目の使い分け、iOS と Android の差、そしてコールド起動でアクションがルーター準備前に届いて取りこぼす問題を、保留と再生で防ぐ実装手順までまとめます。

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ホーム画面でアプリアイコンを長押しすると、「新規作成」「続きから」のようなメニューが下に開きます。これがクイックアクション(iOS の Home Screen Quick Actions、Android の App Shortcuts)です。よく使う操作をアプリを開く前の一手に短縮できる、地味ですが効く導線です。

私自身、個人開発で運営している記録系アプリにこれを足したとき、最初の実装では「アイコンから新規作成を選んでもホーム画面が開くだけ」という挙動になりました。アプリが起動していない状態(コールド起動)で項目を選ぶと、アクションの情報がアプリのルーター(画面遷移の仕組み)が立ち上がる前に届いてしまい、誰も受け取れないまま消えていたのです。この取りこぼしをどう防ぐかが、クイックアクション設計の本体でした。

実装の段取りを手順で押さえる

細かいコードに入る前に、本番投入までの段取りを並べておきます。

  1. 常に出す項目(新規作成など)を静的、状態依存の項目(続きから)を動的として整理する
  2. expo-quick-actions で iOS/Android 共通の登録口を用意する
  3. コールド起動の初期アクションを保留し、ルーター準備後に再生する受け取り側を組む
  4. 初期アクションとリスナーの重複発火を ID で抑える
  5. ログアウトやデータ削除に追随して動的項目を後始末する

この五手のうち、つまずくのは 3 です。私はここを甘く見て、最初は取りこぼしの解決に丸一日かけました。残りは素直に組めます。

静的項目と動的項目の使い分け

クイックアクションには二種類あります。

  • 静的項目: アプリのビルドに埋め込む固定のメニュー。アプリを一度も起動していなくても表示されます
  • 動的項目: アプリ実行中にコードで差し替えるメニュー。利用者の状態に応じて変えられます

「新規作成」のように常に出したいものは静的、「○○の続きから」のように状態依存のものは動的、という棲み分けを推奨します。私の場合、未ログイン時は静的の「新規作成」だけを出し、ログイン後に「最後に開いた記録」を動的で追加する、という形に落ち着きました。

iOS は最大 4 項目まで表示します。Android も実用上は 4 つ程度に抑えるのが無難です。多く登録しても下に隠れて押されないので、本当に使うものだけに絞ったほうが効きます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
iOS の UIApplicationShortcutItem と Android の App Shortcuts を expo-quick-actions で一本化して実装できるようになります
コールド起動時にアクションがナビゲーション準備前へ届いて消える問題を、保留→ルーター準備後に再生する設計と動くコードで解決できます
ログイン状態に応じて項目を出し分ける動的更新と、古い項目を残さない後始末の判断軸が身につきます
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