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ビジネス/2026-06-14上級

App Store のアプリ内イベントで休眠ユーザーを呼び戻す — Rork(Expo)アプリへのディープリンク実装

Rork(Expo)で作ったアプリの休眠ユーザーを App Store のアプリ内イベントで呼び戻す実装メモ。イベントカードの設計、ユニバーサルリンクのルーティング、効果計測までを個人開発の運用視点で解説します。

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6本のアプリを個人開発で運用していると、毎月いちばん大きな塊として目に入るのが「インストール済みなのに30日以上開いていない」休眠ユーザーの存在です。プッシュ通知を送ろうにも、通知許可をオフにした層には届きません。

その層に唯一、こちらから接点を持てる場所が App Store のプロダクトページでした。検索やランキングからアプリを再訪したとき、製品ページ上に小さなイベントカードを出せる仕組み — それがアプリ内イベント(In-App Events)です。

私自身、ある壁紙アプリで季節の新作配信をイベント化したところ、製品ページからの再訪導線が一本増えました。ここでは Rork(Expo)で生成したアプリにアプリ内イベントを組み込み、休眠ユーザーをアプリ内の目的地まで連れ戻すまでの実装を共有します。

アプリ内イベントが「広告以外の再訪導線」になる理由

アプリ内イベントは、App Store の製品ページや検索結果、おすすめタブにイベントカードを掲出できる Apple 公式の仕組みです。広告費をかけずに、すでにアプリを知っているユーザーへ「今これが起きています」と伝えられます。

ポイントは、カードをタップしたユーザーがアプリの該当画面へ直接着地する点です。単なる起動ではなく、イベントの中身(新シーズン、ライブ配信、期間限定チャレンジなど)に直結した画面へ送り込めます。この一直線の導線が、休眠ユーザーの「開いたけれど何をすればいいか分からず閉じる」を減らしてくれます。

App Store Connect では、1つのアプリにつき承認済みのイベントを同時に最大10件まで保持できます。私の運用では「常設の月替わりイベント1枠+スポットの期間限定1枠」の2枠を基本にして、残りの枠は予約投入のバッファとして空けています。

まず種別とターゲットを決める

実装に入る前に、イベントの設計を固めておきます。ここを曖昧にすると、後のカード審査で差し戻されやすくなります。

Apple はイベントの目的として、次の7種別を用意しています。

  • チャレンジ(一定期間で達成を目指す)
  • 競争(ユーザー同士で競う)
  • ライブイベント(決まった時刻に行われる)
  • メジャーアップデート(大型の機能追加)
  • 新シーズン(定期更新コンテンツの新章)
  • プレミア(新規コンテンツの初公開)
  • スペシャルイベント(上記に当てはまらない特別企画)

個人開発の癒し系・壁紙系アプリであれば、「新シーズン」か「プレミア」が自然に当てはまります。チャレンジや競争はソーシャル要素のあるアプリ向けで、無理に当てはめると審査側に意図が伝わりにくくなります。

ターゲットは3つのセグメントから選べます。新規ユーザー、インストール済みだが最近開いていない休眠ユーザー、そして現在のアクティブユーザーです。全員へ一斉配信もできますが、私は休眠ユーザー向けと新規ユーザー向けでイベントカードの文言を分けています。休眠層には「戻ってくる理由」を、新規層には「今始める理由」を書く、という整理です。

イベント名は30文字、短い説明は50文字という厳しい上限があります。ここは推敲に時間をかける価値があります。「6月の新作壁紙が公開中」のように、開いた先で何が待っているかを具体的に書くのが効きます。

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この記事で得られること
アプリ内イベントの7種別と、新規・休眠・アクティブの3セグメントを使い分ける判断基準
ユニバーサルリンクを expo-router の特定画面へ正しく着地させるルーティング実装
イベントカードのインプレッション→開封→復帰を計測する3段ファネルの作り方
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