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ビジネス/2026-08-20中級

target API 36 の8月31日は、更新を出す人と出さない人で意味が違います

Google Play の8月31日には、更新提出に必要な API 36 と、新規ユーザーへの配信を保つための API 35 という別々の条件が重なっています。6本のアプリを運用する側の仕分け方と、延長フォームが誰に出るのかを整理しました。

Google Play27targetSdkVersion2Expo175リリース運用5個人開発198

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Play Console の「ポリシー ステータス」を6本分まとめて開いたのは、8月に入ってからでした。警告が出ているアプリと、何も出ていないアプリが混在していて、最初はどちらが正しい状態なのか分からなくなりました。

調べていくうちに、8月31日という一つの日付に、性質の違う条件が二重に重なっていることに気づきました。この二つを一つの締切として読んでしまうと、必要のない作業に時間を使うか、逆に手遅れになるかのどちらかになります。

8月31日に重なっている条件は、二つあります

Play Console ヘルプの記述を分解すると、次のようになります。

条件対象必要な target API満たさないとどうなるか
提出の条件新規アプリ/アプリ更新36(Android 16)以上そもそも提出できない
配信の条件公開済みの既存アプリ35(Android 15)以上アプリより新しい OS の端末で、新規ユーザーに見つけてもらえなくなる

つまり、既に API 35 で公開しているアプリは、8月31日を過ぎてもストアから消えません。消えるのは「更新を出す道」のほうです。次のバージョンを出そうとした時点で、36 が要求されます。

私自身が最初に取り違えていたのはここでした。「8月31日までに 36 にしないとアプリが消える」という前提で焦っていたのですが、6本のうち配信そのものが危ういのは、35 に達していないものだけでした。危機の所在が変わると、優先順位も変わります。

なお Wear OS と Android Automotive OS は 35 以上、Android TV と Android XR は 34 以上と、フォームファクタごとに要求値が違います。ウォッチ向けのターゲットを持っている場合は、同じ数字で考えないほうが安全です。

延長フォームは、警告を受けたアプリにしか出てきません

延長申請について、実務上いちばん誤解しやすいのがこの点です。

Play Console ヘルプには、延長フォームは「ポリシーに準拠していないアプリのみ」がポリシー警告と通知を受け取り、その警告または問題の詳細ページから利用できる、と書かれています。アカウント全体に「延長申請」というボタンが常設されるわけではありません。

ここから、実務的には次の三つが導けます。

  1. 警告が出ていないアプリには、延長フォームは出てきません。 準拠しているので不要、というのが Google 側の整理です。準拠しているつもりで待っていると、いつまでもフォームは現れません
  2. 延長が守るのは「配信」であって「提出」ではありません。 延長を取っても、target API 36 未満のバンドルで更新を出せるようになるわけではありません。11月1日までの猶予は、あくまで全ユーザーへの配信を続けるためのものです
  3. フォームの提供時期は Google 側の裁量です。 ヘルプには「今年後半に Play Console で利用できるようになる」と書かれており、現時点で開けるとは限りません

私はこの3番目を、計画の前提から外すことを勧めます。延長を前提に計画を立てると、フォームが開くまで自分の手番が来ません。フォームが出ないまま8月31日を迎える可能性を、計画に織り込んでおくべきだと考えています。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
自分のアプリが8月31日に何を失うのかを、更新予定の有無から切り分けて判断できるようになる
延長申請を待っていては間に合わない状況を事前に見分けられ、期限の直前に打つ手がなくなる事態を避けられる
段階公開のリードタイムから提出の締切日を逆算し、複数アプリの提出順序を自分で決められるようになる
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