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◉ AIモデル/2026-06-23上級

Rork Max のアプリで iOS 18 のオンデバイス翻訳を使う — 無料・オフラインで多言語ユーザーに応える

iOS 18 の Translation フレームワークを使い、Rork Max が生成した Swift アプリに無料・オフラインのリアルタイム翻訳を組み込む手順です。言語モデルの在庫確認、一括翻訳、空応答の回避まで実コードでまとめました。

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✦ プレミアム記事

海外のユーザーから届くレビューやアプリ内の投稿を、その場で読める形にしたい——個人開発で壁紙や癒し系のアプリをいくつも運営していると、これがずっと小さな悩みでした。私自身、App Store のレビュー返信を 30 言語近く相手にする日があり、外部の翻訳 API に一つひとつ投げるたびに、通信・コスト・プライバシーの三つが少しずつ引っかかっていました。

iOS 18 で、Apple が Translation フレームワークを開放しました。デバイス上で完結し、追加課金がなく、一度モデルを落とせばオフラインでも動きます。外部 API にテキストを送らないので、ユーザーが書いた文章が端末の外に出ません。ところが、この機能は React Native では素直に触れません。Rork で生成した Expo アプリからは Swift のフレームワークに橋を架ける手間がかかり、結局ネイティブ拡張を自分で書くことになります。Rork Max が Swift を直接生成するようになって、ようやく現実的な選択肢になった——というのが今回の出発点です。

なぜ「アプリ内のリアルタイム翻訳」がネイティブ前提なのか

Translation フレームワークは、OS に統合された翻訳エンジンと言語モデルをそのまま借りる仕組みです。SwiftUI の .translationTask や TranslationSession といった API は、すべて Swift 側からしか呼べません。React Native の JavaScript 層には対応するブリッジが標準では存在せず、自前で Expo の config plugin とネイティブモジュールを書く必要があります。

無印 Rork(React Native / Expo)でも、ネイティブモジュールを手書きすれば不可能ではありません。ただ、翻訳結果を JS 側へ非同期で返す配線、言語モデルのダウンロード状態の監視、SwiftUI のビュー修飾子として設計された API をブリッジに載せ替える作業——ここまで来ると「ノーコードで作る」利点はほぼ消えます。Rork Max が Swift を生成する前提なら、これらは素直に SwiftUI のビューの中に収まります。後述するコードは、Rork Max が出力した画面コードに手を入れて育てる形を想定しています。

Translation フレームワークでできること・できないこと

最初に守備範囲を確認しておきます。期待をかけすぎると、後で「思っていたのと違う」となりがちな領域です。

項目挙動
料金無料。従量課金や API キーは不要
オフライン対応。ただし言語モデルを事前にダウンロードしておく必要がある
プライバシーテキストは端末外に送信されない(オンデバイス処理)
対応言語OS の翻訳対応言語に準ずる。ペアによっては未対応
翻訳の起点原則ユーザー操作を伴うビュー単位。サーバー側バッチ用途には不向き
必要 OSiOS 18.0 以降(一部のシステム提示 UI は 17.4 以降)

ここで一番の落とし穴は「サーバー側バッチ用途には不向き」という点です。Translation はあくまでフォアグラウンドのアプリ内体験のための API で、バックエンドで大量のテキストを夜間に処理する、といった使い方は想定されていません。私の場合は「レビュー返信の下書き支援」「ユーザー投稿の即時翻訳表示」という、画面に出ている一文をその場で訳す用途に絞りました。

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この記事で得られること
✦海外レビューやユーザー投稿が読めず放置していた人が、アプリ内に無料・オフラインの翻訳を今日組み込める
✦TranslationSession の言語在庫確認・一括翻訳・モデル未DL時の挙動を、そのまま動く Swift コードで習得できる
✦React Native(無印 Rork) では届かないこの機能が、月200ドルの Rork Max を選ぶ判断材料になる
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