◉RORK LABEN
●GPT-6.1 SOL — Rork のモデルメニューに追加(09-29)。Low/Medium/High を選べ、Pro・Max に含まれます●SONNET 5.5 — UI づくりが得意で、Sonnet 5 より出力が速いモデルが選べます(09-28)●SDK 58 — Beta が 09/15 から。stable の案内はまだなく、Expo Go でのプロジェクト実行は 09/03 からログインが必要です●WIDGET — iOS のウィジェットが本番ビルドだけ真っ黒になる原因を追った報告が出ています●OBSERVE — EAS Observe がネイティブクラッシュも記録します(SDK 57.0.21 以降・10/07)●NEW — 起動広告が、背面から戻った回にしか出ていませんでした。「前面に戻った」合図が、…●GPT-6.1 SOL — Rork のモデルメニューに追加(09-29)。Low/Medium/High を選べ、Pro・Max に含まれます●SONNET 5.5 — UI づくりが得意で、Sonnet 5 より出力が速いモデルが選べます(09-28)●SDK 58 — Beta が 09/15 から。stable の案内はまだなく、Expo Go でのプロジェクト実行は 09/03 からログインが必要です●WIDGET — iOS のウィジェットが本番ビルドだけ真っ黒になる原因を追った報告が出ています●OBSERVE — EAS Observe がネイティブクラッシュも記録します(SDK 57.0.21 以降・10/07)●NEW — 起動広告が、背面から戻った回にしか出ていませんでした。「前面に戻った」合図が、…
記事一覧/AIモデル
◉ AIモデル/2026-05-24中級

Rork Max AI Cloud を個人開発で1ヶ月運用して見えた、レイテンシとコストの実数値

Rork Max の AI Cloud を1ヶ月並走させ、p50/p95 のレイテンシ分布・月額コスト・ローカル M シリーズとの振り分けを実測しました。計測スクリプトと予算ガードの実装まで、そのまま使える形で残しています。

Rork Max236AI Cloudクラウド実行個人開発218アプリ開発76コスト最適化5

✦ プレミアム記事

Rork が「AI Cloud」を出してきたとき、正直なところ最初は必要性が湧きませんでした。手元の M3 Ultra でのローカル実行は十分に速く、推論にわざわざ月額を払う理由が見当たらなかったからです。

考えを変えたのは、新幹線の中で依存解析を走らせたまま 40 秒近く MacBook を明け渡し、その間に開いていた Xcode がもたついた瞬間でした。速いか遅いかではなく、待っているあいだ自分のマシンが自分のものでなくなる。そこが問題だったのだと気づきました。

以後 1ヶ月、ローカルと AI Cloud を本気で並走させて測りました。レイテンシの分布、月額の実績、発熱、オフラインでの継続性。どの角度から見ても「片方に寄せると損をする」という結論に静かに落ち着いています。以下はその実測と、手元に残った判断の記録です。

AI Cloud は「生成の置き場所」を変える機能

まず誤解されやすい点から整理します。Rork Max の AI Cloud は、出来上がったアプリをホストするためのクラウドではありません。Rork Max がコードや UI を生成する推論パイプラインそのものを、ローカル M シリーズではなくクラウド側で実行するための機能です。

私が触っている範囲では、AI Cloud は次の3つを置き換えます。

  1. プロンプトを解釈して構造化されたタスクに分解する推論
  2. SwiftUI / Jetpack Compose のコード断片を生成する推論
  3. 既存コードを読み込んでリファクタ提案を返す推論

これらをローカルで走らせると、M3 Ultra ですら CPU/GPU/Neural Engine が並走して数十秒の発熱が続きます。出先の M2 MacBook Air では、長い生成タスクが終わるまでファンが回り続けるのが日常でした。AI Cloud はこの「ローカル機器の物理負荷」を逃がす場所として効きます。

アプリ側の推論をどこで走らせるかという話とは別物です。エンドユーザーの端末でオンデバイス推論を優先し、重い処理だけクラウドへ逃がす設計についてはオンデバイスAIを一次経路にして、重い処理だけクラウドへ逃がす推論ルーターをRorkアプリに組むに分けて書いています。本記事はあくまで「開発中に自分が使う推論」の話です。

レイテンシの実測:3種類のタスクで比較

公式の発表値ではなく、私自身が壁紙アプリ群の保守と新規プロト開発で1ヶ月測った値を共有します。サンプル数は各 30 回。条件は M3 Ultra(128GB)と AI Cloud Pro 相当を比較しています。

タスク種別ローカル M3 UltraAI Cloud比率
SwiftUI ビュー生成(小)4.2 秒1.1 秒3.8倍速
既存コードのリファクタ提案12.7 秒3.9 秒3.3倍速
マルチファイル横断の依存解析38.5 秒8.2 秒4.7倍速

ここで重要なのは「単発の短いタスクではローカルも十分実用」という事実です。SwiftUI のビューを 1.1 秒で返してくれるのは魅力的ですが、4.2 秒のローカル応答も体感では遅すぎません。差が決定的になるのはマルチファイル横断の依存解析のような重いタスクで、ローカルだと 38 秒のあいだ MacBook がほぼ占有されます。

私の場合、この「占有される時間」をどう評価するかが AI Cloud を採用する最大の判断軸になりました。コードを書きながら別タスクで Xcode を回したい、Photoshop を開いてアイコンを直したいという日常を、ローカル推論はじわじわ侵食します。AI Cloud は数値で 3〜5 倍速というより、自分の作業を中断しないという意味の体感価値が大きいです。

✦

ここまでお読みいただきありがとうございます。

この記事の続きを読む

この先には、実装コードやベンチマーク結果など、実務でお役に立てる内容をご用意しています。このサイトは広告を掲載しておらず、サーバーや開発にかかる費用はメンバーの皆様のご支援で成り立っています。もしお役に立てていましたら、ご支援いただけますと大変ありがたいです。

この記事で得られること
✦ローカル M シリーズと AI Cloud のレイテンシを p50/p95 まで分解した実測分布(平均だけ見ると判断を誤る理由)
✦そのまま回せる計測スクリプトと、月次予算を実際に止める呼び出し台帳の実装コード
✦1人月の課金実績にもとづく損益分岐の式と、オフライン開発を壊さないハイブリッド設計
Stripe による安全な決済 · いつでもキャンセル可能
✦

この記事を購入する

この先の内容をすべてお読みいただけます。一度のご購入で、いつでも何度でもアクセスできます。このサイトは広告を掲載しておらず、皆さまのご支援がサーバー費用などの運営を支えています。

または
メンバーシップなら全記事が読み放題 →
シェア

お読みいただきありがとうございます

Rork Lab は広告なしで運営しており、サーバー費用などの運営コストはメンバーシップのご支援で賄っています。実装コード・ベンチマーク・本番設計パターンなど、実務でお役立ていただける記事を毎日更新しています。もし読んでよかったと感じていただけましたら、ぜひご覧ください。

  • ✦コピー&ペーストで使える実装コード付き
  • ✦毎日新しい上級ガイドを追加
  • ✦¥580/月 または ¥1,480 の永久アクセス
メンバーシップを見る →

関連記事

◉ AI モデル2026-10-05
Sonnet 5.5・GPT-6.1 Sol・Opus 5.5 のどれに頼むかを、修正の種類で先に決めておきます。クレジットの行き先を1週間記録して引いた割り当て
Rork のモデルメニューが Sonnet 5.5・GPT-6.1 Sol・Opus 5.5 の三つになったあと、修正を三種類に分けてモデルと effort を割り当てました。変更履歴に書かれた違いの読み方、クレジットの行き先を記録する小さな台帳、そこから引いた線引きを書き残します。
◉ AI モデル2026-09-28
続きで直すか、復元ポイントへ戻して言い換えるか。Rork で同じ不具合を両方の道で直して分かった境目
Rork の修正依頼が三度目にはまったとき、続きで頼むか、Restore で戻して言い換えるか。同じ不具合を両方で直した往復回数と残ったコードを並べ、私が引いた線をお伝えします。
◉ AI モデル2026-09-12
iOS 27 の新機能を Rork に頼むと、エラーにならないまま古い書き方へ戻ります
9月14日に iOS 27 が配信されます。生成 AI が知らない API を頼まれたときには、落ちる失敗と落ちない失敗の二種類が起きます。標準 Rork と Rork Max で性質が違う理由と、返ってきたコードを確かめる三つの順番を整理しました。