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アプリ開発/2026-06-30中級

AccessorySetupKit で Bluetooth 機器のペアリング画面をネイティブに作る

iOS 18 の AccessorySetupKit を使うと、Bluetooth の全許可ダイアログを出さずに、特定の機器だけをシステム製のシートでペアリングできます。Rork Max が生成するネイティブ Swift を前提に、宣言・ピッカー表示・接続までの実装を動くコードでまとめました。

AccessorySetupKitBluetoothiOS 185Rork Max195CoreBluetooth

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自分のアプリから周辺機器をつなごうとして、起動直後に「"アプリ名" が Bluetooth の使用を求めています」という全許可ダイアログが出る——これを嫌って、接続機能をホーム画面の奥に隠していた時期がありました。私自身、個人開発でユーティリティ系のアプリを長く運用していますが、最初の数秒で出る広い許可要求は、それだけで体験の温度を下げます。

iOS 18 の AccessorySetupKit は、この前提を変えます。アプリが Bluetooth 全体へのアクセスを求める代わりに、システムが描くシートの中で、対象の機器だけをユーザーに選んでもらう仕組みです。選ばれた機器に対してだけ接続が許され、広い許可ダイアログは出ません。Rork Max が生成するネイティブ Swift を前提に、宣言からピッカー表示、接続までを追います(この機能はネイティブ実装が前提で、素の React Native では扱えません)。

なぜ「全許可」を求めずに済むのか

従来の CoreBluetooth は、スキャンを始める時点でアプリに Bluetooth の利用許可を求めました。ユーザーから見れば「このアプリは周りの機器を見られるのか」という広い許可です。AccessorySetupKit は発想が逆で、許可の単位を「この1台」まで絞り込みます

ユーザーはシステム製のシートの中で、近くにある対象機器を選びます。アプリはその結果として「選ばれた機器の識別子」を受け取り、以降はその機器に限って接続できます。広いスキャン許可を一度も求めずに済むので、最初の体験を壊しません。これは個人開発のように信頼を一から積む立場ほど効いてきます。App Store の審査でも、用途に対して過剰な権限を求めない設計は説明しやすく、リジェクトの芽を1つ減らせます。

必要な宣言(Info.plist)

最初に Info.plist で「どんな機器を扱うか」を宣言します。ここが抜けるとピッカーは無言で空になります。

<key>NSAccessorySetupKitSupports</key>
<array>
  <string>Bluetooth</string>
</array>
<key>NSAccessorySetupBluetoothServices</key>
<array>
  <!-- 自分の機器が広告するサービス UUID をすべて列挙する -->
  <string>0000FE2C-0000-1000-8000-00805F9B34FB</string>
</array>

Rork Max で生成したプロジェクトでも、ネイティブ側の Info.plist にこの2つのキーを足します。NSAccessorySetupBluetoothServices には、対象機器がアドバタイズするサービス UUID を漏れなく書きます。ここに無い UUID の機器はシートに現れません。

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この記事で得られること
ASAccessorySession と ASDiscoveryDescriptor で「特定の機器だけ」を出すシステムピッカーの実装(動く Swift つき)
Bluetooth の全許可ダイアログを避けつつ、ペアリング後の CoreBluetooth 接続を許可プロンプトなしで通す手順
Info.plist の NSAccessorySetupKitSupports / サービス UUID 宣言と、追加・改名・削除イベントの受け方
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