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◇ アプリ開発/2026-06-16中級

Rork Max で WeatherKit を使う天気アプリ — 認証とアトリビューションの落とし穴

Rork Max が生成したネイティブ Swift アプリに WeatherKit を組み込む際、最初に詰まるのは認証とアトリビューションでした。トークンの扱い、レート上限、必須の出典表示まで、実装で確認した手順を整理します。

Rork Max235WeatherKitSwift48iOS117天気アプリ

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天気アプリは「動くだけ」では公開できません

小さな天気ウィジェットを作ろうとして、Rork Max にネイティブ Swift で生成させたところまでは順調でした。問題は、その後でした。WeatherKit から予報を取得して表示するコードは数十行で書けるのに、App Store の審査で二度はねられたのです。

理由は、コードのバグではありませんでした。Apple が WeatherKit に課している「データの出典表示」と「Apple Weather へのリンク」という規約を満たしていなかったためです。機能としては完成していても、規約を満たさなければ公開できません。個人開発でアプリを出していると、この種の「動くのに公開できない」壁に時々ぶつかります。ここでつまずく方は少なくないと思いますので、認証とアトリビューションを中心に、実装で確認した手順を残しておきます。

Swift API と REST API、どちらを選ぶか

WeatherKit には二つの入口があります。一つはアプリ内から直接呼ぶ Swift の WeatherKit フレームワーク、もう一つはサーバーから叩く REST API です。Rork Max が生成するのはネイティブ Swift アプリですから、基本は前者を使います。

私の判断基準はこうです。予報をその場で表示するだけなら Swift API、複数アプリやバックエンドで天気データを共有・キャッシュするなら REST API、という分け方です。両者は同じ月間クォータ(無料枠は Apple Developer Program の範囲で月50万回)を共有するため、サーバー側で一度取得して配るほうが、呼び出し回数を抑えられる場面があります。私自身は、まず Swift API で素早く出し、共有が必要になった段階で REST へ移すことを推奨します。最初から作り込みすぎないほうが、結果的に手戻りが少ないと感じています。

今回は単一アプリなので Swift API を選びました。最小の取得コードはこうなります。

import WeatherKit
import CoreLocation
 
@MainActor
final class ForecastStore: ObservableObject {
    @Published var current: CurrentWeather?
    @Published var hourly: [HourWeather] = []
 
    private let service = WeatherService.shared
 
    func load(for location: CLLocation) async {
        do {
            let weather = try await service.weather(
                for: location,
                including: .current, .hourly
            )
            self.current = weather.0
            self.hourly = Array(weather.1.forecast.prefix(24))
        } catch {
            print("WeatherKit error: \(error.localizedDescription)")
        }
    }
}

including: に欲しい要素だけを渡すのが要点です。.current、.hourly、.daily を全部まとめて取ると一回の呼び出しで済みますが、現在の気温しか表示しない画面で日次予報まで取るのは無駄になります。画面ごとに必要な要素だけを指定する習慣をつけると、クォータの消費が目に見えて減ります。

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✦WeatherKit の Swift API とサーバー REST API の使い分け、そして月50万回の無料枠を超えない設計判断を理解できる
✦Apple が必須としているアトリビューション(出典)表示を、SwiftUI で正しく実装するコードを習得できる
✦位置情報の取得から予報の差分更新まで、無駄な API 呼び出しを減らすキャッシュ構成を再現できる
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