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◇ アプリ開発/2026-06-15中級

Rork Max のアプリに Core NFC でタグ読み取りを足す実装メモ

Rork Max が生成した Swift アプリへ Core NFC を組み込み、NDEF タグの読み取りを実装する手順を、Entitlement・Info.plist 設定から本番での躓きどころまで実コードでまとめました。

Rork Max235Core NFCNFCNDEFSwift48

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スタンプカードのアプリを作っていたとき、QR コードではなく物理的なタグにかざすだけで来店を記録したい、という相談を受けました。カメラを起動してコードを合わせる動作は、店頭の数秒では意外と煩わしい。NFC タグなら、かざすだけで終わります。

Rork Max は Swift アプリを生成してくれますが、Core NFC のように Apple の許可(Entitlement)が絡む機能は、生成コードだけでは動きません。署名まわりと plist の設定を手で整えないと、ビルドは通っても実機でセッションが即座に閉じます。ここでは私自身が個人開発で組み込んだ順序で、つまずいた箇所まで含めて書きます。

まず Entitlement と Info.plist を整える

コードより先に設定です。ここが抜けていると、後のコードがどれだけ正しくても動きません。必要なのは次の3点です。

  1. Apple Developer のアプリ ID で Near Field Communication Tag Reading の機能を有効化する。
  2. プロジェクトに .entitlements を追加し、com.apple.developer.nfc.readersession.formats に NDEF を入れる。
  3. Info.plist に NFCReaderUsageDescription を入れ、なぜ NFC を使うのかを日本語で書く。

3 番目の説明文は審査で見られます。「タグを読み取ります」だけだと曖昧で、リジェクトの種になります。私は「来店ポイントを記録するため、レジ横の NFC タグを読み取ります」のように、利用場面が分かる文面にしています。

<!-- App.entitlements -->
<key>com.apple.developer.nfc.readersession.formats</key>
<array>
    <string>NDEF</string>
</array>

NDEF 読み取りセッションを書く

設定が済んだら、読み取り本体です。NFCNDEFReaderSession を持つ小さなリーダークラスを作り、Rork Max が生成した画面から呼び出せるようにします。

import CoreNFC
 
final class TagReader: NSObject, ObservableObject, NFCNDEFReaderSessionDelegate {
    @Published var lastPayload: String?
    private var session: NFCNDEFReaderSession?
 
    func begin() {
        guard NFCNDEFReaderSession.readingAvailable else {
            print("NFC not available on this device")
            return
        }
        session = NFCNDEFReaderSession(
            delegate: self,
            queue: nil,
            invalidateAfterFirstRead: true
        )
        session?.alertMessage = "タグをiPhoneの上部に近づけてください"
        session?.begin()
    }
 
    func readerSession(_ session: NFCNDEFReaderSession,
                       didDetectNDEFs messages: [NFCNDEFMessage]) {
        guard let record = messages.first?.records.first else { return }
        let text = decodeText(from: record) ?? "(empty)"
        DispatchQueue.main.async { self.lastPayload = text }
    }
 
    func readerSession(_ session: NFCNDEFReaderSession,
                       didInvalidateWithError error: Error) {
        // ユーザーキャンセルや読み取り失敗もここに来る
        print("session invalidated: \(error.localizedDescription)")
    }
}

invalidateAfterFirstRead: true にすると、1枚読んだ時点でセッションが閉じます。連続でタグを読みたい場合は false にして、自分で invalidate() を呼ぶ設計にします。スタンプカードのように一度に1枚なら true が素直です。

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