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開発ツール/2026-03-26初級

Rork で家計簿アプリを作る:データ可視化と CSV エクスポート機能付きチュートリアル

Rork AI を使って、チャート機能とデータエクスポート対応の家計簿アプリを構築。プロンプトエンジニアリング、カテゴリ管理、CSV出力までの全手順を解説。

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家計管理は多くの人にとって課題ですが、自分専用の家計簿アプリを作って運用できれば、お金の流れが格段に見える化しやすくなります。本チュートリアルでは、Rork AI を使ってデータ可視化と CSV エクスポート機能を備えた家計簿アプリを短時間で実装する方法を、段階を追って解説します。

なぜ家計簿アプリは初心者向けか

家計簿アプリは「初めてのアプリ開発」に最適な題材です。理由は以下の通り:

  1. ビジネスロジックが明確:入力→保存→表示→分析という直線的なフロー
  2. 基本機能に需要がある:自分自身で日常的に使える実用性
  3. 拡張性が高い:チャート、CSV、通知など、段階的に機能追加できる
  4. UI/UX の実践学習:金銭管理に関わるUI には配慮が必要で、デザイン学習になる

Rork の自然言語プロンプトなら、複雑な実装を AI が解決してくれるため、プロトタイプから実運用レベルまで素早く進められます。

Rork プロンプトエンジニアリングのポイント

家計簿アプリを Rork で作る際に重要なプロンプトのポイントを紹介します。

データモデルの指定

最初のステップは、Rork に対して「何を保存するのか」を明確に伝えることです。以下のようなプロンプトを使用します:

次のデータモデルを持つ家計簿アプリを作成してください:
- 支出エントリ:日付、カテゴリ(食費、交通費、娯楽、その他)、金額、メモ
- カテゴリ別の月間合計を計算する機能
- AsyncStorage で永続化する
- 全てのエントリを表示するリスト画面を含む

このようにフィールド名カテゴリの選択肢永続化方法を明記することで、Rork は正確な実装を生成します。

UI/UX 指示の詳細化

プロンプトに「見た目」に関する指示も含めることが大切です:

UI要件:
- 新規支出の入力フォーム:日付・カテゴリ・金額・メモの4フィールド
- 日付は DatePicker で選択可能
- カテゴリはドロップダウンから選択
- フォーム送信時に入力値をバリデーション(金額は0より大きい数値のみ)
- 支出一覧は降順(最新が上)で表示

このレベルの具体性があると、生成されるアプリの操作感がぐっと良くなります。

データ可視化の実装

家計簿の真価は「見える化」にあります。Rork で円グラフと棒グラフを組み込む手順を解説します。

円グラフ(パイチャート)の追加

カテゴリ別の支出割合を把握するなら円グラフが最適です。Rork で円グラフを追加する際のプロンプト例:

chart ライブラリ(react-native-svg-charts など)を使用して、
カテゴリ別の月間支出を円グラフで表示してください。
 
仕様:
- グラフのデータ:[{ label: "食費", value: 15000 }, ...]
- 色は category ごとに異なる色を自動割り当て
- グラフをタップすると、そのカテゴリの詳細を表示
- グラフのレジェンドは下部に表示

データの構造化が重要です。支出エントリから以下のように集計します:

// 期待される出力例
const chartData = [
  { label: "食費", value: 45000 },
  { label: "交通費", value: 12000 },
  { label: "娯楽", value: 8000 },
  { label: "その他", value: 5000 }
];

棒グラフによる時系列表示

月別の支出推移を見る場合は棒グラフです。過去6ヶ月の月別支出合計を表示するプロンプト:

react-native-svg-charts を使用して、
過去6ヶ月の月別支出合計を棒グラフで表示してください。
 
仕様:
- X軸:月(1月、2月...または 1月、2月...)
- Y軸:支出額(JPY)
- バーをタップして、その月の詳細カテゴリ別内訳を表示

CSV エクスポート機能

家計簿アプリの実用性を高める最重要機能が CSV エクスポートです。Excel や Google Sheets で分析したいユーザーが多いため、必須機能と言えます。

CSV 生成ロジック

Rork にエクスポート機能を追加するプロンプト:

以下の機能を実装してください:
1. AsyncStorage に保存された全支出エントリを取得
2. CSV 形式に変換(ヘッダー:日付,カテゴリ,金額,メモ)
3. CSV ファイルを生成し、共有メニュー経由でメール添付やクラウドストレージに保存可能にする
4. ファイル名は「budget_2026-03.csv」のように年月を含める
 
実装のポイント:
- 日付は YYYY-MM-DD 形式
- 金額は数値(カンマなし)
- メモに改行やカンマが含まれる場合はダブルクォートで括る

実際の CSV 出力例:

日付,カテゴリ,金額,メモ
2026-03-26,食費,1200,昼食
2026-03-26,交通費,800,タクシー
2026-03-25,娯楽,3000,"映画チケット、ポップコーン"
2026-03-25,その他,500,雑費

共有メカニズム

React Native の Share API を使うと簡単です。Rork に以下を指示:

Share API を使用して、生成した CSV ファイルをメール、LINE、Google Drive など、
OS のネイティブ共有メニューから選べるようにしてください。

AsyncStorage による永続化

支出データは AsyncStorage を使ってデバイスのローカルストレージに保存します。

保存と読み込み

Rork にこう指示すると正確に実装してくれます:

AsyncStorage を使用して以下を実装してください:
 
1. アプリ起動時:AsyncStorage から全支出エントリを読み込む
2. 新規支出追加時:新しいエントリを配列に追加し、AsyncStorage に保存
3. 支出削除時:該当エントリを配列から削除し、AsyncStorage に反映
4. データが存在しない場合:空配列で初期化
 
初期化キー:"expenses"
各エントリの構造:{ id, date, category, amount, memo }

AsyncStorage の基本的なコード例:

import AsyncStorage from '@react-native-async-storage/async-storage';
 
// 保存
const saveExpense = async (expense) => {
  const existing = await AsyncStorage.getItem('expenses');
  const expenses = existing ? JSON.parse(existing) : [];
  expenses.push(expense);
  await AsyncStorage.setItem('expenses', JSON.stringify(expenses));
};
 
// 読み込み
const loadExpenses = async () => {
  const data = await AsyncStorage.getItem('expenses');
  return data ? JSON.parse(data) : [];
};

UI/UX デザイン Tips

金銭管理アプリは「ユーザーが安心して使える」という信頼感が最重要です。

入力フォームの工夫

  • デフォルト値:今日の日付を自動入力
  • カテゴリの視覚化:アイコンと色で各カテゴリを表現
  • 確認画面:送信前に入力内容の概要を表示
  • 成功フィードバック:追加後「保存しました」とトースト表示

リスト表示の最適化

  • 日付のグルーピング:同じ日の支出をまとめて表示
  • 金額の色分け:大きな支出は赤、小さな支出は黒など
  • スワイプで削除:リスト項目をスワイプして削除可能に
  • 検索・フィルター:カテゴリやキーワードで絞り込み可能

グラフの見やすさ

  • 色彩設定:同じアプリで使う色は統一し、カテゴリごとに固定
  • 数値表示:グラフに実額(例:「15,000 円」)を併記
  • タッチ対応:グラフをタップして詳細表示
  • 更新速度:データ追加後、リアルタイムでグラフが更新される

詳細なデザイン Tips については、Rork Max UI デザイン Tips をご参照ください。

開発のステップバイステップ

実装の全体フローを整理します。

Phase 1:基本形の構築(1時間)

  1. Rork を起動
  2. 「家計簿アプリ」というテーマでプロジェクト作成
  3. データモデルとフォーム画面を実装
  4. AsyncStorage 連携確認

Phase 2:データ表示と管理(1時間)

  1. 支出一覧画面の実装
  2. カテゴリ別集計ロジックの追加
  3. 削除機能の実装
  4. テストデータで動作確認

Phase 3:グラフ機能の追加(1時間)

  1. 円グラフコンポーネントの追加
  2. 棒グラフコンポーネントの追加
  3. タップ時の詳細表示
  4. グラフのリアルタイム更新確認

Phase 4:エクスポート機能(30分)

  1. CSV 生成ロジック実装
  2. Share API 連携
  3. ファイル名の自動生成
  4. メール送信など各サービスでテスト

合計で 3.5〜4 時間で一通り完成させられます。

関連リソース

本チュートリアルに関連する Rork の学習リソース:

完成後のチューニング

アプリが完成したら、以下の点でさらに磨きをかけられます。

  • 通知機能:月初に「今月の予算を設定してください」と通知
  • レポート機能:月末に「今月の支出サマリー」をメール配信
  • 予算追跡:カテゴリごとに予算上限を設定し、超過時に警告
  • 複数アカウント:家族用と仕事用を分けるサポート

Rork なら、これらの追加機能も短時間で実装できます。

全体を振り返って

Rork を使えば、3〜4 時間で本格的な家計簿アプリが完成します。データ可視化と CSV エクスポート機能があれば、金銭管理の実用性がぐんと上がります。

ポイントは:

  • プロンプトの具体性:データモデル、UI要件、機能要件を詳細に指示
  • 段階的な実装:基本→表示→グラフ→エクスポート の順で進める
  • ユーザー体験:入力の簡潔性、見た目の美しさ、信頼感を重視

Rork で家計簿アプリを作成することで、プロンプトエンジニアリングの実践力も磨けます。ぜひ試してみてください。

参考リソース

データ可視化に関するオンライン教材や参考資料については、以下のような書籍も役立ちます:

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